2020年06月29日

なぜこれが必要なのかを知り理解を深めよう

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お葬式では、そこならではの色々な儀式等が行われますが、その中に焼香があるかと思います。元々焼香は、インド仏教において香をたく事で不浄のものを祓うために取り行われてきました。お葬式で用いられるようになったのもインドで、最初は匂い消しの意味合いが強かったそうです。

インドは夏に非常に気温が高くなるため、遺体の腐敗も急速に進んでいきます。その匂いが社会問題となっていた折に、不浄のものを祓うとされる焼香がクローズアップされました。それが日本にも伝わり、ほとんどの宗派で欠かせないものとなっています。

遺体の保存技術が進歩して来てもお葬式等で行う理由に、宗派や地域、住職個人のお葬式に対しての考え方を表現する意味があります。例えば抹香を見ると、天台宗や真言宗では3回、臨済宗では2回で1回目と2回目で作法が違う等、色々な違いが存在します。

宗派ごとに故人に対する意味合いが違ってくるので、そうした違いが起こります。一般的にはその式の宗派によるものに合わせるのが良いですが、自身が特に信仰している宗派のものがあればそれをしてもかまいません。いずれの場合にせよ、故人に対する思いがあるかという事が大切になります。

色々と知識を深め、失敗をしないようにしましょう。


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