祥月法要というのは、故人の命日を縁として仏法に遇って、仏へと報謝する思いで勤める法要になります。葬儀後において、一周忌それから、三回忌等の決められた年には、年忌法要を勤めることになります。年忌法要は、数年おきの命日に取り組む法要になります。
通常は、亡くなられた翌年に取り組む一周忌を手始めに、翌々年に取り組む三回忌、七回忌などを行います。事と次第によると五十回忌、或いは百回忌も実施します。百か日法要それから、一周忌や三回忌は、中国の儒教が影響を及ぼしてプラスされたものになります。
それからの法要は日本国内でプラスされたものになります。国内では古くから、人が成人式の様な通過儀礼を反復しながら一人前になるために、先祖の霊も数年ごとに儀式に取り組むことで一人前の先祖霊になると想定してきたからでしょう。喪中については、儒教で3年、国内では両親のケースでは1年、祖父母に関しては5ケ月それから、兄弟は3ケ月などと想定してきましたが、近年では誰のケースであっても1年と意識することが少なくありません。通常は三十三回忌、事によっては五十回忌を最終の年忌にする可能性が高く、このことを弔い上げといいます。