2016年12月17日

初七日と一緒に行うことが通常となった還骨法要

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

家族が亡くなってお葬式が終わると遺体は荼毘に付されます。そして遺骨となり自宅に戻りますが、遺族はまず家に入る前に塩と水で身を清めます。そして仏壇の前、または部屋の北か西に設置した白布をかけた後飾りの祭壇に遺骨と位牌を安置し、遺影、お花、線香などを飾ります。後飾りの祭壇は四十九日の忌明けか埋葬の日まで毎日灯明をともして故人の冥福を祈ります。

葬儀に参列しなかった人が後からお悔やみに訪れた場合は、この祭壇にお参りをしてもらいます。還骨法要は、遺骨の安置後に僧侶の読経の中で喪主から順に焼香を行い、これでお葬式はすべて終了したということになります。最近は特に都市部では省略されることも多くなっていますが火葬場まで僧侶に同行してもらった場合には行われるのが一般的です。

続けて行う精進落としの関係から、還骨法要は葬祭会場で行うことも多くなっています。加えてこの法要を行う場合の多くは、初七日も兼ねています。もともとは亡くなった日から七日目に行われる法要ですが、遠方から来る人などへの配慮から、その日に兼ねて行うことが通常といえるようになりました。精進落としも本来は四十九日に行うこととなっていましたが、近年では多くが葬儀後に行われています。


お葬式の流れの事ならおまかせブログ Copyright(C)www.omakase-ososhikinonagare.com All Rights Reserved.