葬儀のマナーの中でも頭を悩ませるのが焼香に関してという人は、かなり多いのではないでしょうか。やり方や宗派による違いなど細かな点をチェックするべきですが、順番にも気を付けなくてはなりません。順序は血縁の濃い順に行うことになるので、大まかな順番としてはまず喪主が行いその後に遺族、そして親族で留焼香となっています。葬儀委員長がいる葬儀の場合は葬儀委員長が最初に行うので、その点も間違えないようにしておきましょう。
お葬式に慣れていないと、身のこなし方がどことなくぎこちなくなってしまうことはよくあることです。しかし、一度覚えてしまえば、あとは同じことをするだけなので、学ぶという姿勢を大切にすることが重要です。特に、お焼香のやり方は、ネットで調べれば情報を得ることが可能です。やり方としては、自分の順番が来たら、台の前で僧侶と遺族に一例をします。これはマナーなので忘れないようにしましょう。もし、わからなくても前にいる人のやり方を真似することで問題なくこなすことが可能です。
焼香のやり方は宗派だけではなく、地域によっても違いがあることを知っていましたか。実は関西地方でよくみられる方法に、止め焼香と呼ばれるものがあります。葬儀の時に順番でもめることで、その後の親戚づきあいに影響が出ることを懸念したために行われる制度です。無用な争いを避けるためにあらかじめ行う順番を親族で決めておき、最後に比較的亡くなった人と近しい立場の人が行うことを指します。一般的に行う人となるのは亡くなった人の兄弟やその配偶者、喪主が長男の場合には次男など血縁関係の濃い人が行うことです。
仏事においてお香は欠かすことのできないものでもあります。それは葬儀などにも用いられることになるわけですがやり方はよく知っておきましょう。仏事で使うお香は抹香といいますが、葬式においては主に立っている状態でお焼香をすることになります。座ってやる場合もあります。基本的には棺の前で行う行為となります。宗派によって作法が異なることもありますが、一般的に行われているやり方をやっておけば問題はないです。お焼香台の前で遺族やお坊さんに対してまずは一礼をします。
焼香の作法とマナーが頭に入っていれば、急な訃報を受けて葬儀に参列することになっても慌てる心配がありません。まず、抹香を右手の親指と人差し指、中指でつまんで額の高さくらいまでかかげて、香炉に移すのが基本です。抹香を香炉に移す回数は宗派によって異なりますが、一回から三回行うことが多いです。慌てず落ち着いて行いたい場合は、葬儀に参列する前に宗派を確認してインターネットで調べておきましょう。また、焼香を行う順番にもマナーがあります。